転職で求められる即戦力の意味

転職で求められる即戦力の意味を知っておきましょう。

転職の求人で即戦力を求めるという記述を良く目にします。
これの意味を間違うと、面接担当者が意図しない間違った求人像で面接に臨んでしまうので注意が必要です。

経験やスキルの量ではない

一般的に即戦力というと、その企業の業務に精通していて、入社後すぐに実務が出来る人だと思ってしまいます。
このため、社会人経験が無い人は、自分は経験やスキルが少ないので転職先として選べないと思ってしまいます。
また、十分なスキルや経験を持っていて、自分もそのことに自負があり自信満々な人も、即戦力という言葉に惑わされ、面接担当者に意図する人物では無いと判断されることが多いのです。

面接担当者が求める即戦力

一般的に、転職者に業務的な知識を求めることは、資格前提の転職でもないかぎりありません。
実は、即戦力の人材を求めている企業としては、業務スキルなどに重要なポイントを求めていません。
ある程度の社会経験はもちろん必要ですが、できあがってしまった社会人はむしろ敬遠されます。
では、どういう人物が求められるのか？
経験やスキルがある人には、これまでどうやってその経験を培ってきたか？
人と差を付けるため、どんな勉強や業務知識の習得方法をとったか。
また、そうして得た知識などをどうやって実践で活かしていったか。
また、これからもそういう姿勢を続けていく事が出来る人か。
これらが面接担当者が確認したいポイントなのです。

できあがってしまった人は、それ以上の向上は期待できない。
むしろこれからどう成長したいかが明確な人物を求めています。
そいう意味では、経験やスキルなどは、転職を機に意味をなさないと考えるべきです。
社会経験が少ない人でも、このポイントにしっかり答えることができるなら、経験は無くても即戦力として評価されます。
大事なのは、分からないことがあっても自分で問題解決できるという意欲や行動ができるということを説明出来ればよいのです。
それを、少ない経験のなかで実際に実践できたことを面接で表現できれば、経験豊富な人とも十分戦えるということです。

即戦力という意味をしっかり理解しましょう。